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保護者の言葉

「アメリカンフットボール!?」。戸山高校に入学したばかりの息子がアメフト部入りを口にしたとき、そう聞き返したのを覚えています。
 アメフト部があることは知っていましたが、まさかうちの子がアメフトをやろうとするなんて、と驚きました。何人かのお子さんは入ることを決めての入学だったそうですが、多くのご家庭でわが家と同じような「!?」が飛び交ったようです。
 「練習についていくのが大変なのでは」「けがは大丈夫なのだろうか」。アメフトのことを知らない親が勝手に不安を募らせるなか、息子はグリーンホーネッツ(GH)の一員となりました。

 入部からほどなくして保護者会が開かれました。顧問の先生、監督、コーチのみなさんのお話を通じて、GHがけがをしない身体づくりや身体の動かし方の指導に力を入れていることなどを知り、少し不安が解消されました。
 そして、何よりも安心につながったのは保護者のみなさんとの交流でした。入部してからの毎日、息子はいきいきとしていました。そんな様子をほかの保護者の方にお話ししてみると、みなさんもお子さんがそれぞれ同じような様子だというのです。「そうか、子どもたちにとってGHは仲間と楽しく一緒に成長できる場なんだ」。それまでの不安な気持ちよりも応援する気持ちが強くなったのです。
 それからは、練習試合、公式試合と観戦に行き、グラウンドを駆け回る子どもたちの姿を追いかけました。そして、保護者のみなさんとも試合ごとに交流を深めました。
 

戸山 アメフト

  息子が卒業した今、GHには感謝の気持ちでいっぱいです。
 3年間を通じて、子どもたちは体つきはもとより、人間として本当に大きく成長しました。アメフトという集団競技を通じて、個々の技術を磨くだけではなく、仲間との連携やお互いを信じることの大切さを学びました。ここは、今まで別のスポーツをやってきた子はその経験を活かすことができ、スポーツの経験がない子も一緒にスタートして活躍できる場でした。
 グラウンドの中だけではありません。たとえば、新1年生に入部を働きかける「勧誘」では、強いチームを作り上げていくため、2年生にあがったばかりの部員たちがさまざま工夫をこらし、責任感を身につけていきます。様々な場面で、子どもたちは自主的に学び、考える経験を積み重ねていく。それが、GHの長い伝統に培われた育成のシステムだと実感しています。

 親にとっても、アメフトを選んだ息子にもらった、かけがえのない時間となりました。最初はルールもわからなかったアメフトですが、GHの試合を観て、どんな競技なのかを知っていくうちに、すっかりその魅力にはまってしまった気がします。子どもたちの成長を見守り、ともに喜び、ともに涙する保護者仲間に出会う素晴らしい機会ともなりました。
 そして、なんと言っても、親とは口をきかないような世代のさなかにいる息子と、GHを通じて同じ方向を向いていられたことが、親としてとても幸せな3年間でした。
 
 もし、お子さんから「戸山高校でアメフトをやりたい」と言われた親御さんに出会ったら、そして「!?」という驚きや不安をお持ちだったら、卒業生保護者の一人として「ここでは、素晴らしい仲間との出会い、日々の充実や将来への成長がありました」とお話しするでしょう。そして、こうお伝えしようと思います。


「戸山GHへ、ようこそ!」

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